偏頭痛の薬はまだ飲み続けている。
おかげで一時のような頭痛は気にならなくなったのだが、副作用で常時眠くてたまらない。
それはそうと駅のホームに立っていたら、ついに来た。
くしゃみ連発…鼻と目と耳がむずむず…花粉だ。
手で口も鼻も押さえずに、豪快にするくしゃみは気持ちいいのだが、さすがにいい歳のスーツ着た紳士はパブリックスペースではそんなことができず…唯一それができるのはお風呂場だったりするのだが、風呂場には残念ながら花粉が飛んでいないというジレンマ。
というわけで宇都宮線の中は敵がインフルエンザから花粉にかわっただけで相変わらずの多数のマスクマンだ。
音が『ゴホゴホ』から『ぐしゅぐしゅ。くしゅん!』に変わったのを、春の訪れとすることにしよう。
それにしても僕の目前のマスクウーマン。
顔のほとんどがマスクで隠されているにもかかわらず、美人だ。
美人を決定づけるのは目なのか?
じゃあなんでみんなゴーグルなスキー場では女の子は必要以上にキレイに見えるんだ?
電車はまもなく土呂に着く。