通勤電車より(ガラケーで毎朝チクチクと)。

もうすぐ40歳。慣れない携帯電話からの、主に通勤中のぐだぐだ日記です。広告会社に勤めていますが、新聞はとっていません。テレビもほとんど見ません。…なんて感じで2007年に書き出した日記も、書き続けてもう10年以上が経過しています。さすがに今ではガラケーではなく、スマホで書いてます。

営業に来てよかったな日記

朝、妻と長男軍団と喧嘩し、家を早く出てきたため、いつもより10分ほど早い宇都宮線に乗車。
座れた僕の前には、ジャージを着た超茶髪の北関東っぽい女の子のが立ち、そして横に座るおばさんたちはパズルを解くのに夢中だ。
いつもと似ていて、そしていつもと少し違う、そんなゴールデンウィーク前の車内だ。

今日がんばれば僕も8連休。相変わらずの局長から新人営業部長への“ありがたい”お小言を受けながら、1日をやり過ごすのだ。
毎日、上司とのやり取りでは謎の言葉を頂戴する。
昨日は『営業は壁だぞ。あんまりスタッフを客との場で頼るなよ。そこがまだまだお前はわかってない気がする』だ。
いやいや、20年弱スタッフだった僕はいっつも営業にそれを求めてきて、特にイベントやインターネットの部署だったぼくは、それを営業に期待しすぎるのもかなり諦めかけてたので、その理想はかなり理解しているつもりだ。

但し逆に、この“広告が複雑化”した今、営業が本当に壁になってクライアント付き合いから守れるスタッフは旧来の平面のクリエイティブスタッフ位じゃないのかなって気もしたりする。
スタッフは業務的には発注者でもあるんだが、例えばメディアレップと話すときだって、ビジネスが複雑化するほど営業じゃなくて中の人と話したいって要求が生まれてくるからねー。
そこで、『全部を理解してますからまずは全て私めに!』なんてのにリアリティがあるとも思えないってわけだ。

まあそれでも3ヶ月はおとなしく…と決めたので、今は『はぁ〜。』と聞きながし、まさにこの日記にぶちまけているわけだな。
まあそれはかなり情けないことだが。


話は変わるが去年までの僕は地下鉄があまり好きではなく、どこかに行くときもなるべく乗らないようにしていた。
まあ営業ともなるとそうも言ってられず、毎日何回も乗りまくりだ。
昨日、有楽町から池袋に向かっていた時のこと。僕は最後尾車両に座っていた。
どこかの駅で若い奥さんが2歳位の子供を連れて駅のホームに立っていた。
僕が乗った電車がホームに着くと、子供はニッカニッカ笑って車掌さんのいる最後尾に近づいていった。途中からお母さんが抱っこし、その母子は車掌さんのほぼ真横に立った。
ところが車掌さんはそちらには目もくれず、キビキビした態度で確認作業を行い…
電車が動き出した瞬間にチラッとだけ母子の方を見て手を降ったのだ。
僕と車掌さんを乗せて、去り行く電車に向かって、その子は『パパ〜』と叫びながらニコニコ手を降っていた。
僕はずーっとそれを眺めてたけど、車掌さんは一度も振り返らなかったな。
いや〜。イイモノを見てしまった。
まあこれが地下鉄によく乗るようになったおかげだとすれば、営業も悪くないな。

なんて今日はゴールデンウィークの前日なんで、無理矢理そう思うことにしよう。