相変わらず、体調の悪さが続き、午前中の会議が飛んだこともあり、一時間半ほど遅れて通勤中。
余裕で座れた宇都宮線は、雨上がりの太陽の中、南へと進んでいる。
蓮田市あたりの水田の苗が、次第に大きくなり始めて、風に揺れていて美しい。
初夏の太陽のしたの緑なら、ボクはいつまでも眺めていられるな。
対面に座る、長身ミニスカ栗毛の女性は、とんでもなく目がでかい。
しかもまつ毛バッチリなため、若干異様なくらいだ。
しかも頬っぺたのメイクはピンク過ぎやしないか?
僕のとなりに座る中年女性は一生懸命楽譜を書いている。
たまに指がエアピアノのように動く。
遅刻すると、普段のラッシュでは見れないいろんなものが見えるときがある。
だからって遅刻して良いわけはないのだが。