通勤電車より(ガラケーで毎朝チクチクと)。

もうすぐ40歳。慣れない携帯電話からの、主に通勤中のぐだぐだ日記です。広告会社に勤めていますが、新聞はとっていません。テレビもほとんど見ません。…なんて感じで2007年に書き出した日記も、書き続けてもう10年以上が経過しています。さすがに今ではガラケーではなく、スマホで書いてます。

子供の頃のヒーローアントニオ猪木!な日記

今日から天気は下り坂のようだ。雲の割れ目からは若干太陽の光もこぼれてはいるが、それも間もなく厚い雲に隠れてしまいそうだ。
ドアにもたれて立っていると、ガラスと触れている肩から冷たさが体に伝わってくる。
そういえば土曜日の夜、テレビ朝日の開局50年記念番組というのをやっていたのだが、その中の30分程度で特集されていたのがアントニオ猪木モハメド・アリの伝説の一戦だった。
たしかこの試合は昼の放送で、掃除当番だった僕はダッシュで家に帰った記憶がある。
猪木は僕にとって、70年代はウルトラマンよりもヒーローで、80年代は尊敬する父のような存在だった。
そういえば引退試合、あの見たこともないような超満員の東京ドームにはアリも来てたんだっけな。
猪木ってすげー!っていう猪木を知らない世代が番組を見て書いた何十ものブログを、嬉しくなって少しにやけながら見ていたら、昨夜は寝たのが深夜になってしまった。…そうそう。そういえばあの時代は猪木ファンは猪木とともに世間と戦っていたんだっけな。
だからプロレスや猪木をよく知らない人が感動しているのを見ると、つい喜んでしまったのだ。こんな感覚は20年ぶりだよな〜。
実はプロレスファンの一部には非常に屈折した考えをもっている人がいて、なぜかレスラーや関係者の言説よりも、暴露本や他業界の否定的意見や裏話…たとえそれがアサ芸などの実話誌に載ってたとしても…の方を信じる傾向があり、しかもそれを「おまえら興奮してるけど実はさあ〜」なんて悦に入る部類の人がいる。
ブログでも「実はがんじがらめのルールなんてなかったんだよ〜。格闘技術の無い猪木はボクシング様のチャンピオン様のアリ様にはあれしかできなかったんだよ〜。プロレス者の俺はしってるよ〜」なんてのもチラチラ見ることができる。
こういった屈折を作ってしまうことも含めて、つくづく猪木のプロレスってのは不思議なジャンルだよなーって思う。
だって、子供の頃を思い出してみても、「プロレス?八百長でしょ。」ってすぐに知ったように答えをだすやつに、面白い奴はいなかったもんね。
まあ何はともあれ、久々にビバ!テレ朝!だったけど、できれば記者クラブでの会見で猪木が賞金マッチを突如提案してアリサイドを激怒させたとこや、最終調印式でルール問題をぶちまけそうになる涙目の猪木や、猪木の蹴がアリの股間にあたって反則減点のシーンなどはもっとクローズアップして欲しかったな〜なんて思う僕もずいぶんなオタクだな。
でも自信に満ち溢れていた猪木はやっぱりかっこよかった。
それにしてもケータイで長文は疲れる。