なんだか週末が近づくと雨が降る。梅雨も近いのかな?
宇都宮線はそんな強めの雨の中、蓮田に到着しようとしている。
雨の車内はこのジメジメ感がたまらない。
僕は曇る窓ガラスを手で拭きながらドアの外を眺めている。
なんてボンヤリしていたら間もなく東大宮のようだ。
駅前のマンションの隣に非常に気になっていた家がある。
蔦で覆われた家だ。
覆われているどころか、すでに入り口がどこかさえ、こっからじゃわからない。なんとか屋根が見えているが、まるでツタで作った家のようだ。
こんな家が立派なマンションの隣にあるのは、どう考えてもおかしくないか?
せっかくなんで写真を撮ろうとケータイのカメラをオンにして、車内から狙っていたのだが…
となりのホームの電車が邪魔で撮れなかった。
あの家には誰か住んでいるのだろうか?
「恐怖!ツタ人間!」
が出てきてもおかしくない風情なのだ。
あ、大宮に着いた。