通勤電車より(ガラケーで毎朝チクチクと)。

もうすぐ40歳。慣れない携帯電話からの、主に通勤中のぐだぐだ日記です。広告会社に勤めていますが、新聞はとっていません。テレビもほとんど見ません。…なんて感じで2007年に書き出した日記も、書き続けてもう10年以上が経過しています。さすがに今ではガラケーではなく、スマホで書いてます。

佐渡からの突然の訃報な日記

まだ幼稚園の年中ごろ、ボクは母親を癌で亡くし、半年ほど母親の生まれ故郷であった佐渡島に預けられていた。
一応横浜のもやしっこだったボクは、テンポラリーに編入した佐渡の幼稚園になかなか馴染むことができず、母の実家の隣にあった布団屋の中学生のお兄ちゃんによく遊んでもらった。
もう40年近く前のことだが、その楽しかった夏の思い出や、貪るように読んだお兄ちゃんの少年マガジンは、今でも鮮明に覚えている。
そのお兄ちゃんが昨夜亡くなった。
胃ガンだそうだ。
まだ52歳の若さだったらしい。
ビックリしたが何もできず…しかも今夜の佐渡での通夜には行けず。
とりあえず会社を半休し、弔電や手紙、ご霊前の用意をし、郵送などを行なった。
幼少の頃のたった半年ほどの出来事だったが、母の死から佐渡島への一連の出来事は、ボクの記憶の中に、とても重要な思い出としてしまわれている気がする。
ボクの子どもの頃を知る人がどんどん減っていく。
ガラガラの宇都宮線に乗りながら、雨空を眺めた。
あんなに楽しかった子ども時代は戻ってこない。
それだけはちゃんと息子たちに伝えたいな…と思う。
もっと年をとったら、40代時代も戻ってこなかったんだなぁ…と思うんだろうか。