駅に着くとみんな鼻から白い息をだして電車を待っていた。
中学生のときの月曜朝の全校朝礼を思い出す。
ボクの前に並んでいた女子高生はやっぱり生足。
朝日を浴びてるからか白い足がピンク色になっていた。
いや、小刻に震えていたので単に寒かったのだろう。
なんで学校に行くのにそこまで無理をするのか。
アメリカ人の女の人が、オフィスなどでもまさに出さなきゃ失礼かのように胸の谷間を見せているのと一緒だろうか。
だったら日本のミニスカ文化は、ぜひとも高校を卒業しても止めないで欲しいのだ。
さて、間もなく大宮だ。
ボクの隣に座って寝ているOLはロングコートにパンツ、フサフサのマフラーで完全防備だ。
ミニスカなんてありゃしない。
マスクまでしている。
そのマスクの奥から、少しイビキが聞こえる。