特別な感動もなく、焦りばかりが増えて行く感覚で向かえた43歳の誕生日。
長男と二人で早起きし、長男は庭でサッカー練習、ボクは駅へ向かって歩き出した。
いつもよりも一時間以上早い宇都宮線の車窓から眺めると、今日も空は青く、富士山は美しい。
残念ながら駅についたらすぐに電車が来てしまい、卵の黄身のような朝陽が昇っていくのをみることはできなかったが。
自分の父親が43歳の時、ボクは7歳だった。
3年前に母を亡くし、2年前に父親が再婚し、前年に弟ができ…と、多感な上にいろいろありすぎた小学校二年生だったと思う。
まあそんなに覚えていないのだが。
でもあの頃の父親の年齢か…と思うと、ボクもオジサンになったな〜と改めて思う。
長男はまもなく10歳、次男は5歳だ。
よくじゃれあいのようなケンカをしているが、いつまでも仲良くいて欲しいと思う。
ボクはあと20年近くは働かないといけないんだな。
それがツラい。
今日は来期新しく局長になる方との打合せがある。
その方が来期のインタラクティブ担当役員にもなりそうな情勢らしいが、デジタル音痴で全くの白紙のようだ。
いろいろ考えて、経営企画とやってきた数ヵ月はなんだったんだろう?
気が重い。