通勤電車より(ガラケーで毎朝チクチクと)。

もうすぐ40歳。慣れない携帯電話からの、主に通勤中のぐだぐだ日記です。広告会社に勤めていますが、新聞はとっていません。テレビもほとんど見ません。…なんて感じで2007年に書き出した日記も、書き続けてもう10年以上が経過しています。さすがに今ではガラケーではなく、スマホで書いてます。

座りながら日記

湘南新宿ラインは大宮を今出たところだ。

なんと今日は座れてしまった。
ブルックスブラザースのコートを通してオシリが暖かい。

なんてとこまで書いたところで超短時間睡眠をかましてしまい、まもなく赤羽。
乗り換えだ。

というわけで、高崎線上野行きに乗る。

乗り換える時に、もう五年以上前にうちの会社をやめて出向していた元国営の某巨大企業に管理職として転職していった先輩を発見。

彼は実家も大金持ちで、美人の奥さんと親に与えられたマンションに住み、

辞めたあと、あいつは勝ち組…と羨望と侮蔑がいりまじった感情で、彼のことをそう呼ぶ人もいた。

今日見た彼は、少しくたびれたコートの衿を立て、溢れる人波のなかでカバンと新聞を抱えて、満員電車に無理矢理乗り込もうとしていた。
口には大きなマスクをしていた。

所詮、勝ち組っていっても、朝の大変さはボクラと一緒なのだ。

別にヘリコプターで出勤するわけでも、昼間に時差出勤するわけでもない。

南の島で寝てるうちに、庭に果物が出来て、パソコンも知らずに、仲良く暮らせる発展途上な土の人がいたら、ボクはそっち側になりたい。